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確実な治療効果・安全な鍼

今日は素晴らしい五月晴れですね!

 

梅雨前にしっかり晴れの日を堪能しておきたいと思います!

 

さて、久しぶりのブログ更新になりました。

 

今後は昼休みやスキマの時間を使って毎日更新をしていきたいと思います。

 

今日は「確実な治療効果・安全な鍼」ということで、鍼灸師を日々悩ませる?!肩甲骨内側への治療についてみていきたいと思います。

 

スマホや長時間のパソコン作業によって肩甲骨の位置が悪い方が非常に多い昨今。

 

肩甲骨内側部に張り感を訴える患者様も非常に多くいらっしゃいます。

 

頸部からの神経が原因の場合もありますが、単純に局所の筋緊張が原因の場合も多いのです。

 

当院でもよく肩甲骨の内側へアプローチを行います。

 

ただアプローチとして、肩甲骨内側部は下にすぐ肺があるため、治療的に攻めるにせめられない部分であります。

 

あまりにも浅すぎると、効果はでないし、攻めすぎると肺が迫っているし…。

 

実際自身も鍼灸学校で常々肩甲骨の内側は気を付けるようにという教育を受けてきました。

 

ただその内容な「このツボは〇〇㎝までは大丈夫。」といったものでした。

 

はたしてそうなのか…

 

肩甲骨が内転しているのか外転しているかで筋の厚さは変わるし、当然、体格による個人差もあります。

 

なのでこの教育に常々疑問を抱いておりました。

 

実際治療する際に、肩甲骨内側の筋にアプローチする際に、1㎝位までしかアプローチをできない方は、いくら刺しても、僧帽筋中部線維にしかアプローチできません。(以下のスライド参照)

 

はたまた、「1㎝じゃ大した効果は得られない!俺は攻めるんだ!経験的に安全だから大丈夫!」

 

 

それでは患者さんは不安になっちゃいますよね。

 


 安全面で「経験的に大丈夫」程あてにならないものはないです。


実際、スライドを見て頂くと、皮膚表面(画面1番上)から胸膜(黄色のライン)までこの患者様だと左で2.7cm、右で2.4cm位でした。(エコーの当て方で0.2-3cm位誤差はあります)

また、肋骨(rib)までは約2cmというのもわかります。


そうすると、この患者様が治療時に結滞動作を行えば、2.5cm位で胸膜だ、という「根拠のある目安」が付きます。


そして自分が使用する鍼が何cmかを把握し、寸3であれば鍼体が4cm。半分までなら確実に大丈夫、半分(2cm)で肋骨に当たってくるはず。


という理解になっていくと思います。



是非とも鍼灸学校でこのような教育を普及して頂きたいと思っております。




もちろん、実際にエコーがなくても、肩甲骨の内側に安全な刺鍼を行う方法もあります。

 

 

「肋骨にしっかり針先を止める」という方法。

 

 

ということは肋骨間に刺入してしまうと、防げません。

 

 

なので肩甲骨の内側にしっかりとしたアプローチをするためにはしっかり肋骨を触診し、そのうえで菱形筋や僧帽筋中部線維といった筋へアプローチをかけるという技術が必要です。

 

 

今後、鍼というものを限りなく100%近い状態まで安全に、かつ確実な治療効果を上げるものにしていくためには超音波断層図を診て「深さのイメージ」を身に着けることが必要ではないでしょうか?

 

「肋骨に当てる技術」と「超音波による深さのイメージ」これを身につけていれば肩甲骨内側は怖くありません!

 

 

 

当院では、より安全で確実な効果を上げるため日々このような勉強を行っております。

 

 

 

是非、より安全で効果的な鍼をお試しください。