臨床と学術との融合

 前の投稿で東洋医学的な話に触れましたが、打って変わって本日は、現代医学的な医療知識を蓄えた話です。

 

少し前の話ですが、2月16日・17日と第30回 日本肘関節学会学術集会に参加して参りました。

整形外科のお医者さんが多く参加される会で、自分自身テニス肘、ゴルフ肘といった症状を治療する機会が多いため、最新の知見を見て聞いておきたいという事から参加致しました。

テニス肘(正しい病名は上腕骨外側上顆炎)で、原因となる前腕伸筋が痛んでくると、外側支持機構が不安定になってきて難治化していく事が大半のようです。

なので、局所の痛みを抑えることはもちろんのこと、その後の対処としては(肘外側の症状に関して)「内反方向への負荷になる筋の緊張を取り、外反方向へ働く筋を鍛える」となるのだと思います。

噛み砕いて言うと、
痛みが出やすい形状になってるものを、なるべく痛みが出て無かった時の形状に戻して維持させる。

言うのは簡単なのですが、人は腕を使わないと生活出来ないので患部にかかる負荷を減らせない事が多く、痛みをこじらせる方が多いように感じます。

今回知り得た情報を治療で患者様にバシバシ還元出来ると思います!
非常に有意義な会でした。

今後も学術的な部分にアンテナを張りながら、鍼灸名人を目指したいと思います!
こちらの記事(テニス肘・ゴルフ肘について)も参照です!

肘の痛みでお困りの方は、一度ご相談ください。
Higuchi