· 

不眠症2

今日は朝から緊急地震速報があって、

 

うわっ!ついに来たか…!

 

と思いましたが、結局誤報でした。

 

ふぅー。

 

悪いことが起こりそう!!…で起こらない、は結果として何もないのだからよしとしましょう。

 

それにしても何かと物騒な世の中ですが、皆さんご機嫌いかがお過ごしでしょうか。

 

私は先日、ミュージックステーションでXJapanのTOSHIさんが歌ってらっしゃるので知ったYOASOBIにはまっている今日この頃です。

 

今日もブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 

昨日に引き続き不眠症について。

 

今日は不眠症に至る原因について列挙していきたいと思います。

 

慢性の身体化した緊張‐不安因子があって、落ち着かない、予期不安、過活動、過覚醒などの状態を示すもの。自身はそれに気づかず体質と考えスルーしている。

例)翌日重要な仕事があれば眠れず、仕事がなければよく眠れるもの。

 

条件付けの強化因子によるもの。強化因子には内因性と外因性に分かれます。

例)内因性:眠ろうとして意識的に過大な努力をすることが不眠と結びつき、睡眠への努力が逆に悪循環に発展するもの。

外因性:一時的な不眠症状が、寝室の家具、におい、寝る前の運動やルーチンワークなどと関連し、ついには持続性に結びついたもの。

 

①と②の因子は相互に作用して不眠になるが、両要素どちらが前景に立ち、他はほとんど作用していないといわれる。持続性不眠症の重症例は一晩に3-5時間しか眠れず、日中の気分や作業が阻害されます。

 

また筋収縮性頭痛、動悸、腰背部痛などの身体的な愁訴も生じます。心理的には抑うつ状態で、活動水準も低くなります。さらに、自身に欠けて心配がちで意欲を失いやすく内向的になります。

 

 

昨日のブログでもご紹介した、不眠症の分類の中でも、「持続性不眠症」が最も多いのですが、1回鍼灸治療を行えば全て改善されるとは言えず、自律神経を介して精神的な不安と緊張を取り除く目的で2-3週間はかなり高頻度(ほぼ毎日)で治療をすることをお勧めしております。2‐3週間以降は週2-3回に頻度を落とし、身体的条件の回復により正常な睡眠へ導くようにしております。(不眠症への鍼治療穴は昨日のブログ参照)

 

 

また生活上の時間的・経済的に余裕のある立場の方にしばしば不眠症状を呈する方をお見掛けします。

 

これは、以下のような生活条件と生活習慣に問題があるケースが多く、その条件と習慣を改める指導が必要です。

 

①寝る前に興奮する会話やyoutubeやテレビ番組を見る

②夜間に緑茶やコーヒーを摂取する

③眠くなる前に床にはいる

④布団に入って本を読んだり、youtubeを見たり、飲食する

⑤夜の就眠時簡に限らず、朝一定の時間に目覚ましで起きる

⑥同室者のいびき対してイライラする

等。

 

最近よく言われるのは、無理に寝よう寝ようとせず、眠い時に寝るようにすることが大切ということです(かといって夜更かしして一定の睡眠時間を確保できないことは身体にとって悪影響。規則正しい生活であることが大前提)。

 

 

自分自身もなるべく朝は目覚ましで目覚めず、カーテンを開けて寝て朝の陽ざし等の明るさで自然に目覚めるようにしております。

(…といいながら、先に2歳の娘が起きてしまい、起こされてしまいますが(笑))

 

 

眠いのに眠れないほどつらいことはありません。

 

 

不眠でお悩みの方、鍼灸治療という選択肢も試してみてはいかがでしょうか。

まずは相談からでも、気軽にご連絡下さい。

 

Higuchi