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鍼灸按味

鍼灸治療を行う上で、忘れてはいけない言葉だと思います。



今日、経理システムのバージョンアップに伴い、必要な書類がありゴソゴソと探し物をしていたところ、鍼灸の専門学校時代の資料が出て参りました。



専門学校時代、東洋医学バリバリの専門学校の中で、とても好きだった現代鍼灸的な治療(解剖学的なアプローチ)をされる先生がいらっしゃいました。



その先生が、卒業前最後の授業でおっしゃっていた言葉が、



「鍼灸按味(しんきゅうあんみ)を大切に。」



でした。



鍼灸按味は人其々、刺激の感受性が違うので患者さんに応じた心地よい刺激を味わってもらう。



ということだったと認識しております。

(僕の記憶の中でですが…☺️💦)




専門学校を出て約10年。



今になりその難しさ、奥深さを身に染みて感じております。



患者さんは似ていても、まるっきり同じ身体をされてる方は一人としておりません。



感受性も人其々です。



もっと言えば、同じ患者さんでも症状や日によって異なります。



自分も少しは鍼でご飯を食べていける気になっておりますが、



まだまだです。



このタイミングでこの言葉に再開したと言うことは、



今一度初心に立ち返りなさい!



と、いうことなのかもしれないですね。



日々患者さまに良いものを届けられるよう、これからも、しっかり準備してお迎えしたいと思います。



妙に鍼を丁寧に打っていたら、この言葉に影響されたなと、思って下さい笑。



そんな、大切な言葉に再開した1日でした。



Higuchi