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退化?進化?足の変遷

こんばんは。


今日はシューフィッターとしてブログを書いていきたいと思います。


さて!


人間が人間たる所以は、二足歩行を獲得し手を自由に使えるようになったことです。


また二足歩行による直立のおかげで、口腔空間も広がり言語も獲得したと言われており、そういった意味では、人は足から進化したといっても過言ではありません。


足というと、320万年前の人類として初期の頃の足骨にも「土ふまず」は確認されているそうです。



そもそも、サルには無くて人間あるものは?



「土ふまず」なんです。



サルより人間の方が踵の骨が大きく、土ふまずもある。



この土ふまずといわれるアーチ(内側、外側、横)こそ、二足歩行の私たちの身体を支えている非常な重要な構造なのです。



江戸時代から我々の親世代の足跡をみてみると非常に土ふまずがくっきりとしており、足趾もの跡もしっかりついています。



それがら平成~令和の現代の若者世代の足跡は、土ふまずの陰影がかなり曖昧になってきて足裏の接地面積も大きくなってきました。



最近、学校で行う体力テストの点数が著しく低下していることも記憶に新しいと思います。


これが意味することは?



現代社会における、交通インフラの整備が整ってきたこと、情報化社会によるPCや携帯電話の爆発的普及により、明らかに生活環境や遊びに変化が生まれました。



その事が、足に影響を与え、さらに運動能力の低下にも繋がりをみせはじめています。…というか、影響をかなり与えております。



これを人類の進化とするのか退化とするのか。



まだまだ二足歩行が必要な社会で今こそ、足についての教育をしっかり考えていくことが大切だ!と。



そんな想いからシューフィッターとしての学びを始めました。



これから足について、靴の履き方や靴について定期的に発信していければと思っております。



また、木曜日に都内の整形外科で足のコンディショニングを担当する機会も頂きました。



そちらの活動についても随時ご報告しますね。



シューフィッター樋口の活動にもご注目ください!


Higuchi