仙骨周りの腰痛の患者様が最近多くいらっしゃいます。
多くは猫背で反り腰の方です。
骨盤を立てる、腰を反るような動作で痛みを訴えられます。
この様な方には、鍼で緊張を緩め、運動療法を指導いたします。
治療に入る際には、
痛みの出る動作を行って頂き痛い場所を確認して、細いマジックペンでマークさせて頂きます。
通常であれば、マークせずそのまま鍼を打っていきますが、
ここから当院ではエコー像を用いて触診していき、どの筋肉に痛みを訴えてらっしゃるかを明らかにします。(図参照)
筋が同定出来れば、その筋肉に対して鍼を打っていきます。
痛みのピンポイントを探し、患者様の「あゝそこそこ!」にこだわります。
ただ、もちろん痛みの範囲が不明瞭で広範囲の場合は広く打つ場合もございます。
まずは痛みの根っこを探し、そこを緩める。
もう一つ、緩めた筋肉は慢性的であればある程、再度教育をしていく必要があります。
ですので、当院では鍼治療運動療法は一心同体と考えております。
地道に緩めて地道に鍛えて。
最初は形状記憶された凝り症状は手強く、治療に抵抗しますが、地道にやれば必ず改善します。
その為にも短時間で継続して通院いただける様なコースもご準備しております。
残念ながら、私は1回で全身良くする様なゴッドハンドではありません。
(全身良くしてやるんだ!と、こだわっている時期もありました💦)
一つづつ丁寧にしっかりと効果を出していく。
そんな治療を心がけて、お待ちしております。
Higuchi