· 

運動嫌いの鍼治療

お久しぶりの投稿になりました。


最近運動不足が目立ってきたのでなるべく日々体動かすようにしています。


自分自身、幼少期から割合と運動が好きな方で、大学では体育教員の免許を取りました。


そんな自分でも、しばらく運動する機会が無くなると、


運動するのが、物凄ーく、億劫になります。


実は筋肉や筋膜などの組織にとって一番悪影響及ぼすことそれは「不動」です。


アナトミートレインという筋筋膜の構造や連結に関しての研究者であるトーマス・マイヤースさんは、見た目にすごく若いので、ある時、


「どうしてあなたはそんなに若く入れるの?」


と言う質問をされたそうです。


それに対して、


「それは体を動かしているからだよ。」


とお応えになられたそうです。



この話を聞いて、改めて、不動ではなく、「身体を動かす事」の大切さを改めて実感しました。


「よし!!それじゃあ明日から運動だ!」


となれば良いのですが、


運動習慣のない方からすると、運動を始めると言う事は何にも変えがたいほどの苦痛?!かもしれません。


また、体の難しいところは、痛みやコリ感があると体を動かしたくないと言う所です。


痛みがある状況での運動は、痛みを避けるための代償動作や普段の使い方とは異なる使い方になってしまうためあまりお勧めしません。


まずは痛みやコリ感をとっていくということが必要になります。


痛みを改善すると言う意味では、鍼治療は非常に得意分野になります。


当院では超音波検査装置を用いて、筋肉や皮下組織に対してのアプローチが可能です。


皮下脂肪と言うとあまりイメージを持たれないかもしれないですが、


皮下脂肪は2層式になっており、それぞれに非常に重要な役割があり、


1. (皮膚に近い1層目)

→外からの衝撃を分散する。 


2. (筋肉の上にある2層目)

→筋肉・腱の動きを容易にする。


これらの働きを考えると、皆さんが嫌う様なものでは無く、身体にはなくてはならないものと言うことがわかります。


ただ、皮下組織の厚さや動きには個人差があります。印象としては普段デスクワークで不動の時間が多い人は皮下組織の動きが悪い印象があります。


皮下組織の動きの悪くなることで、


2.(筋肉の上にある2層目)

→筋肉・腱の動きを容易にする。


上記の2層目の機能が低下し、筋肉の凝り感や痛みの要因になっている場合もあります。


当院では、漠然と、


「運動しなきゃな〜」


と感じてらっしゃり、


「でも面倒くさいな〜」

 

という方の、


運動を始めるきっかけを、治療を通して、提供しております。


普段、不動が多い人程、是非一度、皮下組織をはじめとする、鍼治療受けてみて頂きたいです。



ちなみに、超音波検査装置を用いる事で、安全性も非常に高く、患者さんと一緒に画面を見ながら今どこに針を打っているのかを確認しながら治療することもあります。


少しでも不安無く、安全安心に針治療を受けていただけるよう試行錯誤しております。


それでは、運動嫌いの皆様!


ご来院をお待ちしております。


Higuchi