当院にも変形性膝関節症の患者様がいらっしゃいます。
正直、変形の度合いが高い(症状が悪い)方になると治療に悩むことがよくあります。
今回、改めて変形膝関節症の傾向と対策を練ろうと思います。
上記図の特徴は、変形の度合いが高い患者様です。
このような患者様を拝見した時に、どこに鍼を打とうかと考えを巡らせますが、
実際、鍼を打つことで痛みをとっても、同じ様な使い方が続けば、
同じ様なストレスがかかり続けるので、直後だけちょっといいけどプラスに向かわない。
そんな状態になると思います。
変形したことによって生じた、上記の特徴的な位置関係を軽微ながら変えていく必要があります。
自分が持ち合わせている施術を用いて対策を練ります。
一つは、踵骨回内を変えること。
まずはやはりインソール。当院ではフォームソティックスという既製品のインソールを取り扱っています。
踵の位置の安定化と、踵骨回内位の修正を目指すことが出来ます。
もう一つは、母趾の機能改善を目指すこと。
当院で行なっている、下腿(ふくらはぎ)への強指圧による機能改善。
この2つを組み合わせることで、
踵骨回内が少し是正され、代償的に外転していた足部が正面を向くようになり、
その結果、少し下腿が内旋方向に向くのではないかと考えています。
ただこれだけでは、まだまだ。
歩く際に、体重を乗せた時に外側に骨盤が移動していまわない様に、
お尻でしっかり外側方向への移動を抑えてあげること。
これでOK!
ではなく、もう一つ、
変形性膝関節症の患者さんで、一番難しいのは、
膝の伸展制限(伸びない状態)の改善です。
膝関節は屈曲位(曲がった状態)だと、側副靭帯の機能が低下し不安定になります。
この屈曲位を改善することは、
変形の程度(骨性)によっては改善が難しいこともあります。
ただ、皮下や軟部組織、筋肉由来の硬さであれば、多少の改善は可能です。
ここでのアプローチは、やはり鍼が1番だと思います。
(伸展制限の原因は多岐にわたる為、ここでの詳細は割愛します)
ここまでの内容が、
今自分が持ちうる傾向と対策です。
要約しますと、
- インソール使用と下腿へのアプローチによる、踵骨回内位・足部外転位の是正
- 臀部のエクササイズによる骨盤外方化(←正しい言葉かは分かりません)の是正
- 膝の軟部組織に対する鍼治療による伸展制限の是正
簡単には行かないのが治療ですが…
治療のイメージを共有して、一緒に症状を改善させましょう!
Higuchi
Higuchi
