当院では限定的に訪問マッサージや訪問鍼灸を施行しております。
そんな在宅での施術において多いのが、廃用症候群です。
廃用症候群は「症候群」ですので、
病気や状態に関してあらわれる一連の兆候や症状の集まりを指す言葉で、症状は多種多様です。
以下に廃用によって生じる兆候、症状を紹介しますと、
- 筋萎縮・・・筋肉がやせおとろえる
- 関節拘縮・・・関節の動きが悪くなる
- 骨萎縮・・・骨がもろくなる
- 心機能低下・・・心拍出量が低下する
- 起立性低血圧・・・急に立ち上がるとふらつく
- 誤嚥性肺炎・・・唾液や食べ物が誤って肺に入り起きる肺炎
- 血栓塞栓症・・・血管に血のかたまりがつまる
- うつ状態・・・精神的に落ち込む
- せん妄・・・軽度の意識混濁の上に目には見えないものが見えたり、混乱した言葉づかいや行動を行う
- 見当識障害・・・今はいつなのか、場所がどこなのかわからない
- 圧迫性末梢神経障害・・・寝ていることにより神経が圧迫され、麻痺がおきる
- 逆流性食道炎・・・胃から内容物が食道に逆流し、炎症がおきる
- 尿路結石・尿路感染症・・・腎臓、尿管、膀胱に石ができる、細菌による感染がおきる
- 褥瘡(じょくそう)・・・床ずれといわれる皮膚のきず
(引用:https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/haiyo-shokogun.html)
こうやって列挙してみると本当に多種多様です。
その中でも、寝たきりによって特に顕著に生じるのが、
- 筋萎縮・・・筋肉がやせおとろえる
- 関節拘縮・・・関節の動きが悪くなる
です。
これは、よく考えてみると、オフィスワークを行ってらしゃる患者さまにも言えることで、
活動性の低下、
つまり、同じ様な姿勢で不動(動かない)の時間増える現代人。
不動によって、筋肉や筋肉周囲や皮下の脂肪組織の水分量が低下し、
それに合わせて、組織内にコラーゲン線維が過剰に増え(線維化)、組織の伸びを悪くします。
(コラーゲン線維はプルプルなものというより、スジっぽく、組織を支えているようなもののイメージ)
症状の大なり小なりあれど、長時間のオフィスワークは廃用症候群と同じような現象が起こってもおかしくありません。
廃用症候群の難しい所は、
「なってから」では、
改善に時間がかかる、もしくは、改善しないことが多い
という所です。
とにかく身体を動かすことが大事!
なのですが、長時間のデスクワークを強いられている現代人の皆様の中には、
「痛みや凝り」で動く意欲が妨げられている方もいらっしゃるかと思います。
そのような時、動きやすい身体を作るための様々な施策をご用意しております。
- 凝っている筋肉へのダイレクトにエコーで観る鍼治療
- 動きの制限になっている皮下脂肪層へのエコーで観る鍼治療
- 鍼治療した皮下脂肪層へのMedicall吸引療法(令和時代のカッピング)
- 足裏の接地間隔を向上させるふくらはぎ指圧
など…
廃用症候群はなってからでは遅い!
若い方でも不動による組織の変性(みずみずしい貝柱が、不動により水分が抜け干し貝柱の様にカスカスになる)は生じます。
大事なのは予防的に、不動を避け活動性を上げること!
そのお手伝いが当院にはできると思っております。
1日でも長く皆様の健康寿命を延ばすお手伝いができれば幸いです!
Higuchi
