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加齢による末梢神経障害

主に、60代以降の患者様で、

 

「(主症状とは)関係ないんだけど、足先が微妙に痺れてる感じがするんだけど、これって治るの?」

 

という、ご質問を頂くことがよくあります。

 

腰痛を伴っていれば、腰の神経からの症状の可能性がありますが、

 

その様な症状はなく、ただ足先だけが、なんだか痺れているというのであれば、

 

いわゆる末梢神経障害と言われる症状が考えられます。

 

(もちろん、その他既往症によっては下肢の血管由来の症状や諸々、鑑別しなくてはいけないものはありますがここではそれらの症状が無い前提でのお話です。)

 

末梢神経障害というのは何が起こっているのか?

 

かなり、平たく言うと、

 

「神経線維の経年劣化」

 

ということが考えられます。

 

 

神経線維はとても細い電話線のようなもので、何十年も使っていると、被覆(ゴムのカバー)がひび割れたり、中の銅線が細くなったりします。神経も同じで、長い年月で少しずつ傷んできます。

 

 
また、神経の周りには「絶縁テープ」みたいなもの(髄鞘)が巻かれており、信号が漏れないように守っています。加齢によりこのテープが薄くなったり、ところどころ剥がれたりします。

そうすると信号が「漏電」してビリビリしたり、うまく届かなくなったりすることが末梢神経障害の一因になります。

 

 

さらに、足先のような末梢の神経まで、血液を介して酸素や栄養を送る必要がありますが、年を取ると血管も細くなり硬くもなるため、酸素不足や栄養不足になり、障害を起こします。

 

 

このようなことが、加齢とともに生じ、症状として生じます。

 

今回は、どうして末梢神経障害が起こるかについて述べました。

 

次回は、末梢神経障害に対して、どのように対応して行くのかを考察していきたいと思います。

 

Higuchi