院長  樋口尚生(Higuchi Takao)

 資格

  • 鍼灸あん摩マッサージ指圧師
  • 保健体育科教員免許
  • FHA公認 バチェラー(上級)シューフィッター

 

経歴
  • 京都府出身
  • 京都府立嵯峨野高等学校 卒業
  • 北海道教育大学(函館校)教育学部 生涯スポーツコース 卒業
  • 京都仏眼鍼灸理療専門学校 卒業
  • 筑波大学理療科教員養成施設

          理療研修生(2011~2012)修了

          臨床専攻生(2012~2013)卒業
  • 医療法人AR-Ex 都立大整形外科クリニック(2013~2020.3月)
         診療部(医療クラーク)主任 (2015~2016)
         診療部(医療クラーク)非常勤勤務(2017~2020.3月)
   クリニック付属パーソナルコンディショニングセンター(2020年4月~2022年9月)
 
鍼灸院
  • 目黒区都立大学のマンションの一室で開業 (2017年2月~2023年4月8日)
  • 目黒区都立大学の路面店へ移転(2023年4月10日~)

 

講師

 

  • まごころ式鍼灸セミナー講師 2016年~2018年

 

トレーナー活動
  • 東京大学野球部 トレーナー 2013年~2016年
  • 東京ヴェルディ トレーナー 2014年シーズン
  • 日出学園ダンス部 トレーナー 2018年~2021年
学会発表
  • 瘀血からみた冷え性の灸治療の効果について(東洋療法学校協会学術大会 2011年
  • 上肢運動時における菱形筋の超音波動態評価 (第28回日本整形外科超音波学会 京都大会 2016年
  • 上肢運動時における肩甲骨周囲筋の超音波動態評価について(第3回運動器理学療法学会 金沢大会 2016年)
2023年5月22日更新 院長 樋口尚生

 



暇つぶし記事(これ以下の内容は4分で読めます)

 

 

 

Higuchi鍼灸院QA

 

 

 

1.院長経歴について教えてください

 

 京都生まれ京都育ちです。大学で初めて京都をでて北海道にいきました。

 

北海道に行きたかったというより行きたい大学に行けず、北海道になってしまったといいましょうか…()

 

ただ、そこで本当に良いメンバーと出会い、そして北海道が大好きになりました。おかげでパリーグでは日ハムファンです。

 

大学では体育系のスポーツコースに在籍しており、そこで保健体育の教員免許を取得しました。

 

もともと、野球をやっており、大学までやってたのですが、社会人になってもやりたい!とBCリーグのトライアウトのチャレンジしましたが、おしくも最終選考で漏れてしまいました。それでもやはり野球に関係する仕事に就きたいと、その後京都に戻り、スポーツトレーナーを目指し鍼灸学校に進学しました。

 

 

 

2.鍼灸のルーツは?

 

 入学した専門学校がスポーツ系というより、典型的な東洋医学的な学習を中心にした学校でした。やはり自分としては、スポーツトレーナーとして鍼灸を行いたいということがあり、卒業後どうしようかと思っていた時に「スポーツ鍼灸の実際」という書籍に出会いました。これだ!ということで卒業後、筑波大学理療科教員養成施設の宮本俊和先生に師事し、2年間スポーツ鍼灸とは何ぞや?ということを学びました。また筑波大理療科の施設ではスポーツ傷害だけではなく、様々な疾患の方(難病指定の疾患や変性疾患)が来院され、それに対してどのような治療を選択するのか?ひどいときは施設泊まり込みで、文献を読んだりしていました。その時はつらかったですが、今はそれが生きていると思います。

 

なので自身の鍼のルーツは筑波大理療科で学んだ、評価や治療法だと思います。

 

 

 

3.開業に至った経緯は?

 

 筑波大理療科で学んだ後、漠然と「スポーツ系の疾患を診ている整形外科で働きたい」と思って探していたら、「医療法人AR-Ex」のホームページにたどり着き、求人を見たところ鍼灸師の募集はありませんでした()

 

 それでもここだ!とまたフィーリングで、すぐ電話をかけ「鍼灸師按摩マッサージ師なのですが、入職希望です!」と伝えたところ、当時の副理事長先生がたまたま電話に出られ「やる気あるなら明日施設見学おいでよ。」ということであれよあれよ、気が付いた時には医療法人AR-Ex都立大整形外科クリニックに入職しておりました!今思えばあそこで副理事長先生が電話に出られてなければ人生が変わっていたのかもしれないです。

 

 入職後は医療クラークという診療補助としてお医者さんの横で電子カルテの入力を主に行う仕事を行っておりました。「スポーツ整形外科」僕にとってそこは、筑波で学んできた事をお医者さんの診察通して、答え合わせができる天国のような場所でした。本当にこれだけ学ばせてもらってお金もらっていいのか?と思っておりました()

 

 転機があったのが入職して1年半くらいしたときです。勤務シフトを作成してくださっている上長から「樋口さん来月2週間、プロサッカーチームのキャンプに帯同になりました」と連絡が来ました。「サッカーですか??しかもプロ」小学校のときちょっとやってましたが、その程度。スポーツトレーナーになることを目標にはしていたのですが、正直不安だらけでした。ただ鍼を打つことには絶対的な自信がありました。また、本当にありがいことに周りの先生方のサポート(特にトレーナーの大先輩の黒沢先生)いただき、無事キャンプを乗り切り、その後1シーズン通して現場に行かせていただきました。本当にこの経験は財産です。 

 

 その後、病院の中でも鍼をアピールして、患者様にサービスという形から初めて行き、理学療法士の先生とともに少しづつ患者様を治療させていただきました。特に肘の専門医の先生とお話させていただき、WHO(世界保健機構)も外側上顆炎に鍼は有効としているというお話をさせていただき、多くの患者様を誘導していただきました。

 

 

 

 病院内で診療につき診断を学び、患者様に鍼灸をやってと非常に有意義な状態でしたが、やはり医療機関内で鍼を行うのは「混合診療」の問題、また施設的に鍼灸施術を行う際には全く別施設にしなくてはいけない等の問題がありました。何より、お灸も煙の問題でできませんでしたので()

 

 

 実際、スポーツ傷害に関して「理学療法(運動療法)+鍼灸治療」の組み合わせは理学療法士の先生方も一目置いて下さるほどやはり効果がありました。実際雑誌にそのような特集も組まれておりました。

  

 それじゃあ病院の近くで自分で「運動療法+鍼灸治療」できる鍼灸院を作ってしまえ!ということで実際に作ったのが開業のきっかけです。 

 

(とはいえ、患者様は医療機関と連携した鍼灸を多く求めていらっしゃることから、今後改めて、鍼灸院と医療機関をつなげる活動も行っていく必要を感じております。これは今後の課題です。)

 

開業から1年(2018年5月18日追記)

 2017年2月5日の開業から1年。同じ年の12月に娘が誕生し、自身の環境も大きく変わりました。自分だけ良ければ良いということではなく家族を背負う責任感もあります。

また身体に関して言えば、育児中のママで肩のコリや手首の痛みでいらっしゃる患者さんを拝見することがあるのですが、自分自身奥さんに育児を任せっぱなしで、週末になれない抱っこをするもので、肩や手首が痛くなります。「あ~なるほどこれか。これはつらいし、痛いな。」なんて、日々身をもって経験しております。まだ寝返りをうてるようになったばかりの5か月の娘。ありがたいことに元気に日々成長しております。

 

 当院もまだまだ1歳と3か月とまだまだ生まれたてで足元がおぼつかないですが、少しずつ歩けるようになってきました。開業当初から目標としていた、超音波エコーの導入。実際に今月より導入することができ、おおよそ自分の予定通りに来ています。

治療院は、患者さんがいて成り立っているもの。自分自身の売りは、誠心誠意患者さんの症状に向きあり、そこで出来る最善の治療を行うこと。

専門性が重視される昨今で、実際当院も肉離れと肘の痛みを専門に挙げております。しかしホントに最近思うのは、まずはきっちりとお話を聞いて、自分が患者さんに出来る最大限のことを行う。これが自分の一番の強さだと思います。

 

責任をもって治療を行います。存分に悩みを抱えてきていただければと思います!

開業から3年(2020年3月1日追記)

当院開院より早3年を迎えました。

どのような事業もまずは3年といわれ、事業の継続率は40%といわれております。

 

ここまで全てが自分の、そして患者様の満足いく結果ではないですが、家族や患者様など皆様に支えられ生かされてきたと思っております。

 

今年は特に7年間勤務してきた整形外科を退職し鍼灸院での活動を中心に行っていくことを決意しました。

そこでこれから力を入れていきたい活動が、パンプスの着用等で社会問題になってきている、「足」の問題。

昨年から取得して資格のシューフィッターとして、もっともっと靴・足の専門家として社会に貢献していきたいと思っております。

 

また、当院は全国的にも数少ない、超音波検査装置を使っての鍼治療を行っている鍼灸院です。

超音波を使うことで解剖学的な知識は飛躍的に向上します。このことを鍼灸学校や養成機関で教育課程に盛り込んでいただけるよう、自身の持っている知識をどんどん鍼灸師の方と共有していけるようにしたいと思っております。

 

まだまだやれることはあります。

からだの不調で困っている患者様、足の不調で困っている患者様、鍼治療を行う鍼灸師、それぞれに貢献できるようHiguchi鍼灸院これからもますます頑張っていきたいと思います。

 

(娘もしっかり竹の上でバランスをとって歩けるようになりました(笑)、当院もしっかり社会とのバランスをとって運営・治療に当たりたいと思います。)

 

開業から5年(2022年10月4日追記)

(写真:過去に整形外科の院内で行った鍼灸の勉強会)

 2022年9月29日(木)の勤務をもって、2013年より約10年間お世話になりました整形外科を完全退職致しました。ここ1-2年は医療クラーク(診療補助)ではなく、週に1回整形外科付属の自費のパーソナルトレーニングの施設で勤務しておりました。
このパーソナルトレーニング施設での治療は、エクササイズの指導が中心。普段は「鍼」という道具を使って治療できるのですが、この施設勤務時には、エクササイズだけでなんとかしなくてはいけません。この経験は自分にとってとても大きかったです。
鍼治療を行っていても、なかなか緩める治療だけでは治りきらない症状があります。このような方は、患部を緩めて、その後しっかり補強して初めて持続の長い、症状改善が実現できるということを経験することが出来ました。本当に良き経験でした。

 

思えば、11年前大学の卒後研修施設に通っていた時、後輩鍼灸師の先生から、「樋口さん、私ここの整形外科の先生の講習受けてるんです!めちゃ勉強になりますよ」と言われ、整形外科のホームページ見たら、めちゃくちゃ魅力を感じてしまい、即電話。たまたまのご縁が重なり、医療クラーク(診療補助)として入職することが出来ました。正直、整形外科での10年間が無い人生は考えられない程、色々な出会いや経験をさせてもらい、成長することが出来ました。

 

今回完全退職に至った自身の決意を簡単に言うと、今まで以上にしっかり患者さんと向き合い、治療効果と向き合い(経営とも向き合い)、結果にこだわって自分の院をもっともっと盛り上げていきたいと思ったからです。

 

ここまで開業から5年半。

 

コロナ禍等ありましたが、おかげさまで開業より業績はずっと上がってきております。しかしまだまだ満足に改善できない場面があり、患者様にはご迷惑をおかけしてしまっております。

 

ただ開業時から考えると、多くの患者様に支えていただき、自分自身大きく成長(技術的にも向上)させていた大来ました。この成長をもっともっと多くの患者様に還元できるよう、これからますます、Higuchi 鍼灸院をかわいがっていただけるよう頑張る所存です。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

開業から6年(2023年5月25日追記)

当院は皆様に支えられ、今期で6年目が終了し、7年目に入りました。

ここまでベッド1床、マンションの一室でひっそりと営業してまいりました。

近々、一緒に働く仲間を増やしたいなぁ。と思っていたこのタイミングで、いつも良くして頂いている不動産やさんから、「いい物件空いたけどどうかな?」という鶴の一声がありました。

 

これは行くしかない!という、いつものすぐ動いてしまうノリで、あれよあれよと移転が決定したしました。

4月8日土曜日まで、前院で20時まで営業し、その日の夜終電までと、翌日休診日の4月9日日曜日、朝から終電までかけて、鍼灸師の仲間に手伝ってもらったりして、1日で、華麗なる転院を行いました。(めちゃくちゃ大変でした…(笑))

 

そして翌日4月10日より、前院のすぐ隣で「ちょっとだけ」拡大し路面店へ。

あっという間に1ヵ月が過ぎ、現状としては今までご利用いただいていた方の来院頻度が上がりました(笑)

今回は路面店ということで、日の光も入り「空間の気がいい感じだね!」というお言葉をよく頂きます。そういうことも頻度向上に影響しているのかもしれません!

 

前の場所の2倍は頑張らないといけないと思っておりますので、そういう意味ではまだまだ私に余裕がありますので、皆さんに来て頂いてどんどん追い込んでいただけると嬉しいです。

 

当院は超音波(エコー)装置を用いた治療の「見える化」が一番の売りになります。そのアピールポイントをどんどん発信して今年中には地域1番院になるよう、精進をしていきたいと思います。

 

それにしても、この東急東横線都立大学の駅周辺を散歩してみると、整形外科・整骨院・整体・鍼灸院が多い事。

自身が開業した2017年からすると2倍以上になっている肌感覚です。

 

 

その中でHiguchi鍼灸院が良い!と思ってもらうためには、日々のスキルアップが欠かせないと思いますので、地道にスキル・知識を積み上げて、来院頂いた方に喜んでいただけるように準備したいと思います。

Higuchi